岩手宮城内陸地震の当日、我々は震度6強を体験したわけだが、なんの情報もないままイベントを続行した。鬼首へのアクセスはどうしても山間部を縫うような道を利用する。狭い崖地帯も通過する。帰るにしても我々は震源地に近いがゆえになにも情報が入ってこないため、二次災害の危険もある。
手元にはキャンプ道具一式がある。そんなわけで広い校庭で過ごすことが最善策と考えた。まっ、根っからが変態のおばかさん達なので、結局はたのちいキャンプ生活とあいなった。
その日の朝。震源地に近い渓で朝を迎えた。地震の予兆はさっぱりない。が、義兄がめずらしく早上がりしようとのたまった。珍しい。
余震が続くなか、トーナメンターたちのディスタンスキャストのデモ。
まぁかぁーるく70mの飛距離な。
キャンプと追えばBBQ。炭火おこしに提供した乾燥した丸竹。不合格な竹とはいえ、ちっとかなすい。が、良く燃えるぞ。
まぁ、街からはだぁーれもこない完全身内イベントにつき明るいうちからBBQモードだ。
このグループは日本キャスティング協会のメンバーさんと、みちのくキャスタァー。
飛ばすだけじゃなく、渓でのラインコントロールもスバラシイ。
ここへ来る前に、荒尾川で地震と遭遇。ひどい揺れだったらしいが。
こちらはプロのビルダーさんたち。お客さん来ない。飲むしかない。
余震の続くなか、いよいよ夜の宴会モード。
酔っているのか余震なのか。
こちらはキャスティング談義か? おねーちゃん関係の話題かは不明。
愛犬しじみ号のスペシウム光線。
仕上げはお約束の焼きそば。余震はあいかわらず。
帰路、鬼首から古河ICまでは、何事もなく通過。後で知ることになる甚大な被害などまったく気付かず山形県置賜地方の常宿へ。TV見たらとんでもない地震であったことを把握。
でも釣りに。尺岩魚は健在だな。
このあと飯豊白川に転進したら、飯豊震源の震度3地震に遭遇。すぐに渓を後にしたけど。被災された方々からみれば不謹慎なイベント続行であるかもしれないけれど、ホント何も情報が無い状況では、こうするしかなかった。
この地震で感じたことは、いかなる準備をしても地震の時に生きているかどうかは分からないってこと。ひどい揺れに遭遇した時にはなにもできない。今回は、たまたま建物が倒壊しなかっただけ。
しかし、激震後、生きていた時に役立つものは、テント、寝袋、水、食料、燃料、電池など、ってことを痛感した。このような装備を用意することが生き延びた時に重要ってことだ。余震あっても校庭はとても安全な場所だった。